幸せのかたち
大好きなモッコウバラと花水木
この季節ならではの花が咲き誇っている
そんな素敵なお宅の庭先
きっと幸せなご家族が暮らしているんだろう
そう見える
幸せな家族ではないかな…の私
幸せな家族だろうな…の彼
でも、きっと幸せそうな家族に見えても、心のどこかに闇を抱えているからこその出逢いなのかもしれない
かたちは違えども
そう考えながら
同じ時間に、別々の道をお散歩する
そこに、想いを馳せるのはとても楽しい
きっとあなたは今頃、○○通りを南下してる?
行ったこともない、話しに聞いたことのある風景を頭の中で思い浮かべる
風が肌に当たる感覚、匂い、目の前に広がる季節を身体で感じる
お散歩って、細かいこと考えずに五感を使えるから好きなんだよ…
そう、あなたは言った
どんなに研ぎすましても
決して交わることのない、この道のり
なぜこんなに苦しいのだろう
一緒にお散歩したこともないのに
心が震えるほど嬉しくて 幸せ
これ以上ないほどの 笑顔と悦び
やるせないほど苦しい 寂しさ
その繰り返し
だけど、諸々の感情は封じ込めて、今日もあなたからのメールを待つ
その言葉に一喜一憂する
多分、この先もずっと
そんな長い長い道のり
いっそ、このまま、やめてしまおうか…
心の葛藤に苛まれる日々
五月の憂鬱は、さらに深くに私を連れ出す
これも、全ては連休のせいにしてしまいたい
長い休みなんて必要ないのだから
前だけ向いて進むしかない
頑張れ、みんな!
頑張れ、わたし!
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