いつか。きっと。

人生も折り返した今になって、大切にしたい人に巡り逢いました。
そんな彼とのこと、日々感じることを綴ります。

特別なことはなくても【デート後編】

すっかり暗くなった夜の街(あっ、知らない街です)


さっき見た地図が頭にあるのか、歩く速度の速い彼


早歩きしないと置いて行かれちゃいます(笑)


目的のラーメン店に来ると、シャッターが閉まっていましたΣ(゚ロ゚;)


「あれ?何時からだった?ゴメン。。。時間良く見てなかったかな」


「私も時間見てなかったよー…少し歩いてみようか(*^_^*)」


「うん。そうだねー」


ここは知らない街...ここぞとばかりに腕組みしちゃいました。


私「知らない街だと安心でしょう。いいよね?」
彼「そうだね。まず誰もいないだろうね~」
私「ねー、さっきから思ってたんですけど、歩くの早いね...笑」
彼「いつもこれくらいで通勤してるからかな。このペースになっちゃう」
私「私はスニーカーで歩く前提じゃないと早く歩けてないかな」


駅に近づくと、あっ、そこに家系ラーメン店あるね
ここにする?そうしよう~(*^_^*)


まだ夕食には少し早目の時間で店内も空いてます
テーブル席に向かい合わせて座ると、慣れない対面に少し照れながらも彼もニコッ♪っとしてる。


彼「一緒にご飯食べるの、うーん、あれ以来かな。もう1年近く前だね...」
私「あー、例の翌日からインフルになった思い出の馬肉専門店ね~笑」
彼「そうそう。関節の痛さ思い出した。chakoちゃん罹らなかったしね」
私「また、そうやって驚異の免疫力みたいに言わないでぇ~~笑」


そして、こってりラーメンが思ったより量があり、私が食べ終わるまで待ちながら
スゴイ量あるけど食べれそう?結構お腹きついでしょ?と言いながらも、女性にしてはよく食べる方だよね~って!!
そうですけど、、何か!!(ꐦ ´͈ ᗨ ‘͈ ) ‘‘,、笑


そんな、普通のラーメン店で、普通に食べるのが、こんなに楽しいなんて(*^_^*)
お腹は、はち切れそうなほど満腹...こんなことなら、量少な目にしておくんだったなぁ。
まぁ美味しかったから良かったけど。


お店を出ると、更に夜も更けていて
彼「どうしますかぁ?カラオケ行く?」
私「うーーん、お腹がいっぱい過ぎて、少し歩きたいかな。カラオケどうする?行きたい?」
彼「うーーん、どちらでもいいけど。」
私「時間も遅くなっちゃうでしょ~。少しお散歩しよう~」
彼「そうだね~」


本当はお散歩がてらイルミネーションなんて見れたらいいけど、駅付近でこれでは期待は出来ない(>_<)


とっても寒くなってきて、市街地を特に目的もなく、ふらっ~と隣を歩く


これって、一度してみたかったことのひとつ!!


彼「このまま歩いて帰るかぁ~」
私「ええつー、あなたは3駅位だからいいけど。私は無理!!朝になっちゃうよ(笑)しかも一人でぇ~いやだぁ~(>_<)」


彼も、さっきのラーメン店を探すペースとは異なり...笑
ゆったり、ゆっくり歩いて、食べ物の話し、記憶力の話し、たわいもない事話しながら
嬉しい!!楽しい!!離れたくない!!笑
今、確実に幸せだぁ(^^♪
超絶、ニヤついてる自分が想像できてしまう。


このままどこまで歩くの?
次の信号まで行ったら、Uターンしよっか。
そうだね...笑


駅まで戻ると、もう後は帰るだけ...少し寂しさも出てきて
私「まだ時間早いから、帰るには早いでしょ?お茶でもする?」
彼「いやぁ、もうお腹がパンパンでお茶もいらないかな(笑)」
私「じゃあ、帰りましょうか~」
彼「そうだね。早めに帰ろうか」


同じ方面なので一緒の電車なんです!!
一応、改札で、あなたの最寄駅まで一緒に乗ってもいいの?と聞くと
「うん」と言われてホッとしました(^^♪


実はこれも、一度してみたかったことのひとつ!!⇐本日2つ目


ホームまでのエスカレーターで、彼の様子が( ̄ー ̄?).....??アレ??
「どうかした?」って聞くと
「目の症状が出てきてる」とのこと
彼は、もともと偏頭痛持ちで、症状が突然現れて、閃輝暗点(せんきあんてん)といった視野の中でチカチカ光があらわれたり、視野がぼやけたり、欠けたり、万華鏡みたいな見え方になるそうです。


ホームのベンチに座って
しばらくしたら治まるから、先に電車に乗って帰っていいよって
いやいや、まだ時間も早いし、急いで帰る必要ない。隣にいるだけで気にしないでいいから
そう言って隣に座って、時々様子を覗き込み
なるべく無言でジャマにならないように、ひっそりしていました。
長年付き合ってる偏頭痛で自分の症状もよく分かっているし、数十分もすると落ち着くと聞いていたので、私も落ち着いて待っていられたのです。


ずっと座っていると、寒くて、持っていたストールを彼にかけると、大丈夫だよっありがとうって、外すのです(  ̄っ ̄)ムゥ
指先が悴んで、手を擦り合わせてるくせに~
ダウンのポッケに手を入れたので、私も手を入れてポッケの中で手を繋いでおきました(´∀‘艸)♡
寒いし、彼の状態は心配ではあるけど、私の心はポカポカしてました


30分そんな風にベンチで休んでると、症状も治まってきて


次の電車に乗ろう~って。


彼「寒い中、付き合ってもらってゴメンネ」
私「ううん。一緒にいさせてもらったし嬉しかったかも」


立ちあがって電車を待っている時に


私「また、この前みたいに落ち込んでしまった時にしっかり”大丈夫だよ”って言って欲しいの!!ね、それだけで違うから...」
彼「うん、分かったよ~」...まぁそんなことにならないで~ってオーラで私を見ていた気もするけど...笑


一緒に電車に乗り込むと、隣に彼が立っていて
ふふっーーー(*´˘‘*)
こんな感じで通勤してるのかぁ~
へぇ~結構背が高いんだなぁ~
チラッと顏を見ては、にやけるのはなるべく抑えるようにしてるけど
嬉しさが溢れていたかも(>_<)
彼に指摘はされなかったから大丈夫かな...笑


私「電車いいね~!!今度、電車でお出かけしようよ~」
彼「えっつ?どこに?混んでるの嫌だよ~」
私「遊びで行くんだから、混んでない時間で、場所はどこでもいいのよ」
彼「うん、分かった。考えておくよ~」


空いた席に二人で座って
ほんの2駅、ポツポツと話しながら
ちょうど車内広告に、彼のお誕生日に渡した手作りカードと同じタイプのクリスマスカードの写真があって、「アレ私が渡したカードと同じ仕掛けだね。カードはもう捨てたかな??」と聞いたら、「あんな力作捨てられないでしょ(笑)」「取っといてくれてるの?会社のデスクで?」「そう。保管してあります。」


プレゼントもごちそうも
特にオシャレなものも何もない


カラオケ行かなかったことで、クリスマスの要素は殆どなかったし、もったいなかったような気もするけど、それよりも、普通のことが一緒にしたかった。


彼の愛を感じられたし
一度してみたかったこと、2つも叶っちゃた!!


私にとって、それが最高のプレゼントでした~~(^^♪